病気について、詳しくご説明ご紹介します。
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感染症の症状
- トキソプラズマ症
- トキソプラズマ症は、猫が感染してもはっきりとした症状はあまりみられません。しかし子猫の場合は、下痢や血便、発熱、せき、呼吸困難などの症状が現れることもあり、症状が重いと体が弱って命に関わることもあります。トキソプラズマ症は人間にも感染するので注意が必要です。 猫も人も妊娠中に感染すると、胎児に感染し、流産や死産の要因となることもあります。
- クリプトコッカス症
- クリプトコッカス症は、気道に感染すると、くしゃみや鼻水、鼻血などの症状が出ます。眼に感染すると網膜や脈絡膜に炎症を起こし失明につながります。その他、身体のいたるところに感染します。進行すると皮膚病になり硬いしこりができることもあります。
- 猫風邪
- 猫風邪の症状は、ウイルスの種類によって異なります。ヘルペスウイルスの場合は、鼻水やくしゃみ、咳や発熱、食欲低下のほかに、目が充血して赤くなり、目やにが出ます。カリシウイルスの場合は、鼻水やくしゃみ、咳や目やに、発熱や食欲不振、よだれなどのほかに口内炎がひどくなって、口のなかに潰瘍ができたり、のどが赤く腫れたり、舌や唇がただれたり、さらには肺炎を起こすこともあります。クラミジアの場合は、結膜炎を起こします。これらのウイルスを一度に複合感染した場合、より重い症状を引き起こすことがあります。症状が軽い場合は、特に治療をしなくても治りますが、症状が重い場合には食欲がなくなり、特に子猫では衰弱がひどく、命に関わることもあります。
- 猫白血病ウイルス感染症
- 猫白血病ウイルス感染症を起こすと、初期症状として、元気がなくなる、鼻水や下痢、発熱、貧血のほかにリンパ腺の腫れがみられ、これらの症状が通常1週間〜数ヵ月間続きます。その後症状がみられなくなり治ったようにみえても、実際には感染し続けていることがあり、数年後に慢性期の症状が現れることもあります。慢性期では、リンパ腫などさまざまな症状が現れ、命を落とす可能性もあります。また、猫白血病ウイルスに感染すると白血球の減少が見られるため、他の感染症にかかりやすくなります。
- 猫エイズ
- 猫エイズが発症すると、人間のエイズと同様に、免疫が働かなくなり身体の抵抗力が落ちてしまいます。病気や怪我が治りにくく体重が減少する・下痢や肺炎・リンパの腫れなど多くの症状がみられます。約半数の猫に口内炎や歯肉炎など口腔疾患がみられます。貧血、慢性の鼻炎や腸炎、結膜炎なども多くなっていき、様々な病気を併発していきます。さらに免疫不全は徐々に進んで、末期になるとさまざまな病気を併発して死に至ることがあります。
- 猫パルボウィルス感染症
- 猫パルボウイルスに感染すると、数日の潜伏期間の後、脱水症状を起こします。さらに、激しい嘔吐や下痢、血便、発熱などの症状が現れ、急速に体力が失われて元気がなくなります。ワクチンの開発で、発症傾向が減少傾向にあるものの、発症した場合は命にかかわる病気です。
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