猫の病気に関することなら

猫の体温は平常時で38〜39℃前後が普通です。39.5℃になると微熱、40℃で熱がある状態、40.5℃以上は高熱になります。

人間が熱を触診するとき、よくおでこに手を当てますが、猫の場合には被毛の少ない腹部や肉球を触って体温をチェックする方法もあります。また、猫の耳は眠たい時や興奮している時意外は、通常ひんやりとしています。そのため、耳の付け根の外側を触って熱い場合は、熱があるかもしれません。普段のスキンシップで猫の体の温かさを指で覚えておくと、熱があるかどうかを判断する目安にもなります。

猫の体温計は、肛門に体温計を入れて直腸温をはかるのが一般的です。体温計は水で少し濡らすかワセリンを塗ると、すべりがよくなって入りやすくなります。猫の体をやさしく撫でてリラックスさせながら、動かないように体を押さえ、シッポを持ち上げながら体温計を3〜5cmくらいゆっくり肛門へ挿入します。

猫が嫌がって暴れることもあるでしょうから、慣れるまでは猫をリラックスさせる人と体温をはかる人の2人で協力してやるのも良いでしょう。

また、ペット専用の体温計も市販されていて、直腸温用だけでなく、耳ではかるタイプの体温計もあります。